障子風のすりガラスが一部だけ割れてしまった

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窓ガラスも家のインテリアの一部と考えた場合、配置やカラー、デザインにはこだわりたいものです。
昨今は特にアメリカやヨーロッパ風のモダンな建築が目立ちますが、わたしは昔から和風の住宅が好きでした。しかし利便性やコストなどを考えると、昔ながらの日本風家屋の建築というのはかなり難しいということもよくわかっています。そこで家族と相談して、現在住んでいる住宅を、建具で和風にアレンジしていこうということになったのです。
そんなわけで、我が家にはいたるところに和風のテイストをもつものが設置されているのですが、なかでもお気に入りなのが「窓ガラス」です。

我が家には畳の部屋もいくつかあるのですが、従来は床が畳というだけで、あとはほかの部屋と変わらない洋風デザインの部屋でした。そこで扉をふすまのようなデザインに変更し、さらに室内の窓ガラスを障子風すりガラスにしてみたのです。
これがとても大好評で、義理の母親は遊びにくるたびその部屋に寝泊まりしていきます。障子風のすりガラスがなんとも落ち着くのだそうです。たしかに、すりガラスは太陽光をしっかりと取り入れながら、プライベートは守ってくれる優れモノです。しかも通常の曇りガラスと違って、あからさまな目隠しでないところが、和風の建具テイストを感じさせるのでしょう。なかにいる人のプライバシーは守りながら、外の人に対して「のぞき見するな」というような意思表示は極力しない、あくまでもデザイン=お洒落であることを表現しているともいえるでしょう。

ところがこのすりガラスにも弱点があります。水でぬらすと透けてしまうというのもそうですが、なにより温度変化に弱いのです。それに気が付いたのはついこのあいだ、お茶を飲もうとしてお盆にのせて運んでいたとき、うっかりそのすりガラスにかけてしまいました。するとその一部だけに亀裂が入ってしまったのです。急激な温度変化で割れてしまったのでした。