二重窓というのを聞いたことがあるでしょうか。寒さの厳しい北国などではよく見かけますが、関東以南ではあまり見かけないタイプの窓かと思います。窓の開け閉めにも2枚分の労力がかかるため、地味に面倒くさいというのがデメリットになるのですが、反対に窓を二重にするメリットは意外と多く、関東などの地域でも導入する意味は十分にある窓なのです。
その中でも最大のメリットと思われるのは、やはりその断熱性でしょうか。寒さの厳しい北国で二重窓になっているということは、つまり外の寒さをカットすることができるわけです。そしてそれは、暑さに対しても同じと言えます。窓ガラスというのは意外と熱を通しやすく、そこから熱が逃げたり吸収されたりしています。それが二重になることで断熱性が増し、その上冷暖房の効率が上昇します。これによって屋内の快適性が格段に増し、そして冷暖房にかかる電気代を節約することができます。これってすごく大きなメリットですよね。
また、断熱性が増すことは意外な利益をもたらします。そう、窓への結露を防ぐことができるのです。そしてそれは結露によって発生するカビを防ぐことにも繋がり、結露取りの手間が省けて衛生的にも良いですね。
他にも、遮音性が上がって騒音を防ぐこともできます。暑さと寒さに強く、結露もせず騒音も防ぐことができるという、屋内の快適性を格段に上げてくれる素敵な二重窓。確かに開け閉めが面倒にはなるのですが、そんなこと気にならないくらい素晴らしい効果があるものなのですよ。